泌尿器科

泌尿器科よりお知らせ一覧を見る

泌尿器科について

大分県立病院泌尿器科のWebサイトをご覧いただきありがとうございます。
当院の泌尿器科は、スタッフ4名で泌尿器科疾患全般を取り扱っております。

われわれの使命は、大分県民の皆様のため安心・安全で質の高い泌尿器科医療を提供することです。患者さんの視点を常に重視し、わかりやすい説明を行うことを心がけています。

以下の3点が当科の特徴です。

  1. 総合病院としての特徴: 外科、心臓血管外科、麻酔科、消化器、循環器、呼吸器、内分泌代謝、腎臓内科などの充実したスタッフと連携し、様々な合併症を有する高齢者などに対しても十分な検討を行った上で高度な泌尿器科医療を提供しています。
  2. 低侵襲手術の推進: 特に力を入れている点として、体の負担の少ない内視鏡手術が挙げられます。2017年には、4Kシステム(55インチモニター)、3Dシステム、Flexibleスコープを含めた最新の内視鏡手術システムを導入し、腎臓がん、腎盂尿管癌、前立腺癌、膀胱癌等の悪性腫瘍だけでなく水腎症などの良性疾患に対しても質の高い低侵襲手術を提供できる体制も整っています。
  3. 幅広い泌尿器科疾患への対応: 当院は、骨盤臓器脱、尿失禁などの女性泌尿器科疾患や膀胱尿管逆流症、先天性水腎症などの小児泌尿器科疾患に対する治療も行っておりほとんどの分野の泌尿器科疾患に対し対応しております。

皆様の変わらぬご支援をお願い申し上げますとともに、何かお気付きの点やご要望などございましたらお気軽にお声をおかけください。

診療分野

泌尿器科の紹介

当院泌尿器科は火・水・木曜日が手術日で新患の方は月~金まで毎日、再診の方は月・水・金曜日に外来・検査を行っております。
泌尿器科の担当する疾患・分野は幅広いのですが、ほぼ全疾患の診療をできるように努力しております。以下に代表的な疾患についての簡単な紹介をさせていただきます。

当院泌尿器科における特徴①

  • 腎癌については腎温存療法としての腎部分切除術と低侵襲である腹腔鏡下手術を中心に行っています。
  • 前立腺癌に対しては、腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術と術中内視鏡を併用した小切開手術を行っております。
  • 進行膀胱癌に対しては、膀胱摘出が必要になることがあり腹腔鏡下膀胱悪性腫瘍手術も行っております。
  • 尿路変向術にストーマの必要ない代用膀胱造設術も行っております。
  • 手術による根治が不可能な場合、もしくは再発した場合は抗がん剤、免疫チェックポイント阻害薬による薬物治療や放射線治療も行っております。

当院泌尿器科における特徴②

  • ホルミウムレーザーによる、あらゆる尿路結石に対する手術療法を行っております。
  • 骨盤臓器脱に対する、メッシュを用いた修復術(TVM)も行っております。
  • 小児泌尿器科疾患も積極的に加療を行っております。

診療内容

1.腎癌について

  • 最近健診や検査で偶然発見される腎癌が増加しています(約75%)。
  • 治療の基本は手術となります。
  • 当科では、腎機能温存のため、小さな腎癌症例に対して積極的に腎部分切除, 可能であれば低侵襲な腹腔鏡下腎部分切除を行っております。
  • 部分切除できない場合は低侵襲な腹腔鏡下腎摘除を行っております。
  • 転移のある進行腎癌症例に対しては、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬による治療も積極的に行っております。

2.腎盂尿管癌について

  • 腎盂尿管癌は、肉眼的血尿が発見契機となる場合が多い疾患です。
  • 腎盂尿管癌では治療の基本は手術による病巣の摘出であり可能であれば腹腔鏡下手術を行います。早期に発見できれば予後は良好ですが進行がんに比較的なり易く迅速な対応が必要です。
  • 根治的治療である腎臓と尿管を摘出することが困難な患者さんに対してはレーザーを用いて腫瘍のみ摘出することも行っておりますが患者さんの病状やご希望により術式は決定しております。
  • 転移が認められる場合は、抗がん剤や免疫チェックポイント阻害薬を使った化学療法を行う必要があります。

3.膀胱癌について

  • 膀胱癌は、腎盂尿管癌同様肉眼的血尿が発見契機となる場合が多い疾患です。
  • 膀胱癌では経尿道に腫瘍切除(TURBT)を行い、表在性(早期)癌であれば経過を見ますが、浸潤癌(進行癌)の場合は膀胱摘出術が必要になることもあります。膀胱摘出術に関しては腹腔鏡下手術開腹手術の両方を行っており、患者さんのご希望や病状により術式は決定しております。
  • 転移が認められる場合は、抗がん剤や免疫チェックポイント阻害薬を使った化学療法を行う必要があります。
  • 膀胱上皮内癌に対してはBCGを用いての治療を行う必要があります。

 

尿路変向手術について

1)回腸導管手術

1.回腸導管手術  

  尿を出すためのストーマが必要になります。
  手術法の歴史は長く、合併症なども少ない手術法です。

2)代用膀胱造設術

2.代用膀胱造設術
  尿道が温存できる方では、代用膀胱造設術を行っております。
  ストーマが必要なく、手術前と全く同様ではありませんが排尿できる可能性があります。

4.前立腺癌について

  • PSA(前立腺特異抗原)採血・エコーにて前立腺癌の検診を行っております。
  • 前立腺癌が疑われる方に対しては、前立腺生検(1泊2日)が必要になります。
  • 限局性前立腺癌(早期癌)である場合、前立腺摘除術・放射線療法による根治治療をお勧めしています。
  • 転移が認められた進行癌の方にはホルモン療法を行い、ホルモン治療が効かなくなった場合でも、抗がん剤治療を行なっております。
  • 当科では、手術を行うにあたって腹腔鏡下の前立腺摘除と、内視鏡を併用した小切開手術を行っており病勢や患者さんの希望により適応を決めております。

5.尿路結石について

  • ホルミウムレーザーを導入しており経尿道的尿管結石砕石術(TUL)、経皮的腎結石砕石術(PNL)、経皮・経尿道同時内視鏡手術(ECIRS)、経尿道的膀胱砕石術と、すべての部位の尿路結石の治療を行っております。
  • 従来広く行なわれてきた体外衝撃波結石破砕術(ESWL)に比べ一度の治療で結石が消失する可能性が向上しております。
  • 体外衝撃波結石破砕術を行う器械は当院にはございませんのでこちらの治療をご希望される際は他施設へ紹介させていただきます。

 

6.腹圧性尿失禁について

  • 咳・くしゃみ等で尿漏れのある方が、腹圧性尿失禁の可能性があります。
  • 骨盤底筋体操で効果のない方が手術適応となります。
  • 当科では、女性の腹圧性尿失禁に対するスリング手術(TVT・TOT)についても積極的に行っており、改善率は90 %程度と良好です。

  手術時間:30-60分
  入院期間:5日間程度

7.骨盤臓器脱手術について

  • 骨盤臓器脱とは、外陰部から膀胱・子宮・直腸などが脱出し、会陰部の異物感・不快感・排尿困難などの症状を来たす疾患です。
  • それらの症状が日常生活に影響がある方が手術の適応があります。
  • メッシュを用いたTVM手術は、従来の手術法より再発率が低いといわれており、手術法の改善でさらに低侵襲になりつつあります。

 

  • 強度が均一→再発率が低い
  • 術後の長期安定性が高い
  • 生物学的な反応がない
  • 周囲組織になじみやすい

  手術時間:90ー120分
  入院期間:7日間程度

8.先天性水腎症について

  • 先天性水腎症とは先天的に腎臓と尿管のつなぎ目に異常がある状態で1000-2000人に一人の割合で起こるといわれております。
  • 症状としては有熱性尿路感染症、疼痛があり、これを繰り返すとき、もしくは腎臓の機能が悪くなる時に手術を行うことになります。
  • 手術は側腹部に5 cm程度の切開で手術を行いますが年齢に応じては腹腔鏡下の手術も行っており、入院期間としては一週間くらいが必要です。

9.膀胱尿管逆流症について

  • 膀胱尿管逆流症とは腎臓から膀胱、尿道への尿の流れは通常は一方通行ですがこれが逆流を起こす疾患のことです。
  • 頻度としては出生100人に1人程度といわれており原因としては膀胱と尿管のつなぎ目に異常があること(一次性)と膀胱からおしっこを出す機能に異常があること(二次性)があります。
  • 手術適応になるのは一次性のことが多い状況で状況次第で尿道から注入剤を注入して治療すること、下腹部に5 cm程度の切開で手術を行うこと、体の大きなお子さんでは腹腔鏡を用いて手術することがあります。

診療実績

外来担当医表

新患 友田 稔久ともだ としひさ
山田 茂智やまだ しげとも
熊谷 昌俊くまがい まさとし
担当医交代制 友田 稔久ともだ としひさ
山田 茂智やまだ しげとも
熊谷 昌俊くまがい まさとし
担当医交代制 友田 稔久ともだ としひさ
山田 茂智やまだ しげとも
熊谷 昌俊くまがい まさとし
再来 友田 稔久ともだ としひさ
山田 茂智やまだ しげとも
熊谷 昌俊くまがい まさとし
休診
(手術日)
友田 稔久ともだ としひさ
山田 茂智やまだ しげとも
熊谷 昌俊くまがい まさとし
休診
(手術日)
友田 稔久ともだ としひさ
山田 茂智やまだ しげとも
熊谷 昌俊くまがい まさとし

スタッフ紹介

部長 友田 稔久

  • 日本泌尿器科学会専門医・指導医
  • 日本泌尿器内視鏡学会会員
  • 日本泌尿器内視鏡学会泌尿器腹腔鏡技術認定医
  • 日本内視鏡外科学会会員
  • 日本内視鏡外科学会技術認定(泌尿器腹腔鏡)取得
  • 日本癌治療学会会員
  • 日本泌尿器腫瘍学会会員
  • 日本排尿機能学会会員
  • 日本女性骨盤底医学会会員
  • 日本小児泌尿器科学会会員
  • 日本ミニマム層創泌尿器内視鏡外科学会会員
  • 日本老年泌尿器科学会会員
  • 医学博士

主任医師 山田 茂智

  • 日本泌尿器科学会 専門医
  • 日本泌尿器内視鏡学会会員
  • 日本癌治療学会会員
  • 日本泌尿器腫瘍学会会員

医師 熊谷 昌俊

  • 日本泌尿器科学会会員
  • 日本泌尿器内視鏡学会会員
  • 日本癌治療学会会員
  • 日本泌尿器腫瘍学会会員

専攻医 犬塚 崇文

  • 日本泌尿器科学会会員
  • 日本泌尿器内視鏡学会会員
  • 日本癌治療学会会員
  • 日本泌尿器腫瘍学会会員