がんセンター

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がんセンターの紹介

大分県立病院がんセンターの歴史は「がん診療部」が新設された昭和44年に始まります。昭和47年には「がんセンター」に改称し、平成14年には「大分県地域がん診療拠点病院」として厚労省より指定を受け、制度の見直しにより平成20年2月には「大分県地域がん診療連携拠点病院」の指定を受けました。また平成19年11月には「全国がん(成人病)センター協議会」への加盟が承認されました。当院はほぼすべての臓器の悪性腫瘍の診療を行っており、年間の新規患者数は1,200名ほどです。よりよいがん患者さんの診療を目指して活動を行っています。

地域がん診療連携拠点病院(高度型)に指定されています

当院は、県内で唯一、大分県知事の推薦により厚生労働大臣から「地域がん診療連携拠点病院(高度型)」の指定を受けています。これは、がん治療に対する体制の整備やその取り組みが国から評価されたものです。

発行日

令和2年3月27日

指定期間

令和2年4月1日~令和5年3月31日

がんセンターの役割

がん患者さんの診療は各診療科が中心となって行っています。がんセンターはがん相談、緩和ケア、外来化学療法室、がん登録といった診療科横断的な分野に関与しています。医療者向け研修会や市民向けの講演会を教育研修センターと共同で開催しています。また年に数回がんセンター運営会議で問題点等を議論しています。

がん相談支援センター

「がん相談支援センター」は全国の「がん診療連携拠点病院」に設定されている、がんに関する相談の窓口です。地域がん診療拠点病院である大分県立病院は、がん患者さんとそのご家族の治療上の不安や悩みに対応するために「がん相談支援センター」を設置しています。

がんに関するご相談の詳しい内容はこちら

セカンドオピニオンとは

医学の進歩にともなって診断法や治療法の選択肢は増えています。それに伴い患者さんやそのご家族がご自身で治療法を選択・決定し、納得して治療を受けることが必要となります。

セカンドオピニオンの詳しい内容はこちら

就労支援に関するご相談について

当院では、ハローワーク大分と産業保健総合支援センターによる「治療と仕事の両立」についての相談をお受けしています。

①出張ハローワークによる就職支援(離職中、転職ご希望の方)

 がん、肝炎、糖尿病等の疾病により」長期にわたる治療等のために離職を余儀なくされた方、または転職をご希望の方等を対象として、ハローワーク大分の就職支援ナビゲーターによる出張相談(完全予約制)を行っています。

ハローワーク大分によるご相談の詳しい内容はこちら

②産業保健総合支援センターによる両立支援(現在、仕事をお持ちの方)

 当院で治療を行う方を対象として、大分産業保健総合支援センターの両立支援促進員による、治療と仕事の両立のための出張相談(完全予約制)を行っています。

大分産業保健総合支援センターによるご相談の詳しい内容はこちら

がんサロン「ハートの木」のご案内

大分県立病院では、毎月1回、がん患者さんやご家族の交流の場として、「がんサロン」を開催しております。サロンは、参加者同士の体験の語りと傾聴から孤立感が和らぎ、安心したり、希望が持てたり、勇気づけられたりします。また、社会の中で生きているという実感が取り戻せたり、感情を表出して気持ちが整理できたり、心が和み、癒される体験が生まれます。

がん患者さん・ご家族の方であれば、他院におかかりの方でも参加できます。 参加費、事前申し込みは不要です。初めての方でも参加できます。 どうぞ、お気軽にお立ち寄りください。

開催日時

日時
毎月 第3木曜日 13:30~15:00(13時開場)
場所
大分県立病院 5階 中央 会議室(中央エレベーターで5階へ)

緩和ケアセンター

緩和ケアセンターでは、がんなどの生命を脅かす病気を持つ患者さんやご家族の生活の質の維持向上を目的に、主治医や担当看護師などと協働しながら、がん医療の早期から身体症状や精神症状の緩和ケアに関する専門的知識や技術を提供するとともに、地域連携による切れ目のないケアの提供や医療従事者などへの教育、院内および地域での緩和ケアの普及などを行っています。

緩和ケアについて

緩和ケアは、患者さんやご家族に対する、痛みやその他の症状コントロール、心理面、社会面の苦痛の緩和を含み、がん終末期の方だけでなく、がんと診断された時からがんの治療と並行して提供できるケアのことをいいます。つまり、緩和ケアとは患者さんとご家族の困っている症状を和らげ、からだのことだけでなく、こころのつらさや生活上のつらさも和らげるよう支援することです。 当院では、入院・外来にかかわらず継続的な緩和ケアの提供を目指しています。 そのため、全てのがん患者さんとご家族を対象に、さまざまな症状の緩和、生活援助を目的として、緩和ケアチームの活動や緩和ケア外来を行っています。

対象となる方

緩和ケアを求める入院中や外来受診中のがん患者さんおよびそのご家族です。
はじめて当院をご利用の方が緩和ケアをご希望の場合、診療科を決める必要があります。総合案内等でご相談ください。

緩和ケアチーム

緩和ケアチームは、病気の治療と並行して、からだやこころなどの様々なつらさを和らげるための専門チームです。 からだとこころのつらさの治療の他、患者さんの社会生活や家族を含めたサービスを行うために、様々な職種のメンバーが関与しています。患者さんやご家族にとって最も望ましい支援を、主治医や病棟・外来看護師と共に考えていきます。

提供するケアの内容

  • 痛みやその他の身体的な症状(息が苦しい、だるい、吐き気など)の緩和
  • 気分が落ち込む、気持ちが落ち着かない、眠れないなどの精神的な症状の緩和
  • 薬についての相談への対応
  • 食事や栄養の相談への対応
  • 仕事や経済面の心配などの相談への対応
  • 生活全般への不安や気になることへの相談対応 など

チームメンバー

  • 痛みなどからだの症状を緩和する医師
  • 気分の落ち込みや不眠などの症状を緩和する医師
  • からだやこころのつらさ・生活全般の困り事への対応や職種間の調整を行う看護師
  • 薬の使い方や内服方法についての相談に対応する薬剤師
  • 食事の工夫や栄養についての相談を担当する栄養士
  • 仕事や経済的な困り事についての相談を受ける医療相談員
  • カウンセリングやリラクゼーションなどを提供する臨床心理士

チームへの相談方法

  1. 主治医か、入院している病棟の看護師にご相談ください。
  2. 患者さんのご希望に応じて主治医が、緩和ケアチームへの介入依頼を行います。
  3. 緩和ケアチームの看護師がお部屋にお訪ねします。

チームカンファレンス・回診日

  • 毎週水曜日 15:00~
    *緩和ケアチームの複数のスタッフで回診を行います。
  • 毎週月曜日・金曜日
    *緩和ケアチームの医師と看護師がラウンドします。

緩和ケア外来

当院では、入院・外来にかかわらず継続的な緩和ケアの提供を目指しており、全てのがん患者さんとご家族を対象に、さまざまな症状の緩和、生活援助を目的として緩和ケア外来を行っています。

診療内容

  • 痛み・吐き気・呼吸困難感などの症状の治療やコントロール
  • 精神的な苦痛が伴うがん患者さんとその家族への支援
  • 病棟での緩和ケアチームからの継続診療(患者さんの希望時)
  • ホスピスや緩和ケアに関する相談
  • 緩和ケアについてのセカンドオピニオン など

外来受診の方法

  1. 主治医か、普段診察を受けている診療科の外来看護師にご相談ください。
  2. 患者さんのご希望に応じて主治医が緩和ケア外来の予約を行いますので、予約日に、普段の診療科に行ってください。
  3. その後は、主治医や外来看護師のご案内に従ってください。

診療日

  • 毎週月曜日 15:00~17:00

*緩和ケア外来は、完全予約制です。
*普段受診している診療科の主治医と話し合った後の受診となります。

緩和ケア研修修了医師について

厚生労働省は、がん対策基本法に基づく「がん対策推進基本計画」において、「すべてのがん診療に携わる医師が研修等により、緩和ケアについての基本的な知識を習得すること」を目標としています。それにあわせて、医師を対象とした緩和ケア研修プログラム「日本緩和医療学会PEACEプロジェクト」が、日本緩和医療学会により作成されました。
当院でも平成20年より院内外の、がん治療に携わる医師を対象として、PEACEプロジェクトに沿った研修会を毎年開催し、「医師の緩和ケアに関する知識と技術の向上」に努めております。

PEACE研修を修了した当院の医師一覧

          
平成21年度 後藤 清美(産科)
宮﨑 泰彦(輸血部)
藤田 佳吾(耳鼻咽喉科)
宇野 太啓(麻酔科)
山﨑 透(感染管理室)
平成22年度 田代 英哉(外科)
中村 聡(婦人科)
嶺 真一郎(婦人科)
平成23年度 表 絵里香(呼吸器内科)
井上 貴史(婦人科)
増野 浩二郎(外科)
二日市 琢良(救命救急センター)
平成25年度 加藤 有史(消化器内科)
友田 稔久(泌尿器科)
高木 崇(地域医療部)
平成27年度 井上 敏郎(小児科)
軸丸 三枝子(産科)
扇玉 秀順(呼吸器外科)
森永 亮太郎(呼吸器腫瘍内科)
平成28年度 岩崎 太郎(耳鼻咽喉科)
板東 登志雄(外科)
堤 智崇(外科)
平成29年度 縄田 智子(腎臓内科)
柴冨 和貴(膠原病・リウマチ内科)
佐藤 晴佳(放射線科)
久松 靖史(呼吸器腫瘍内科)
高田 寛之(血液内科)
寺師 貴啓(救命救急センター)
小山 尚子(産科)
令和元年度 村松 浩平(循環器内科)

お問い合せ先

住所
大分県立病院 〒870-8511 大分市豊饒二丁目8番1号
電話
097-546-7111(代表)
内線
受診をご希望の方:総合案内(内線2152)
内容について詳しく知りたい方:緩和ケアセンター(内線7353)

外来化学療法室

がん治療の大きな柱のひとつである薬物療法(化学療法)は、新規薬剤が次々に開発され、目覚ましい進歩を遂げています。また、吐き気などの副作用症状を軽減する支持療法も進歩したため、多くの患者さんが外来で治療を安全に受けられるようになりました。入院せずに外来で治療を行うメリットは、家庭生活、社会生活を行いながら治療を続けることができる点にあり、精神的にも経済的にも負担の軽減につながります。

当院の外来化学療法室は2005年11月に9床で開設し、着実に実施件数を伸ばしてきました。病院の大規模改修工事に伴い、2020年3月30日に増築棟1階に移転して、20床に拡充リニューアルいたしました。7床のベッドと13床のリクライニングチェアを新調し、広く明るい環境で治療を快適に行えるようになりました。また、外来化学療法室専用の無菌調剤室(ミキシング室)を併設し、より安全でスムーズな調剤が行えるようにしました。3室の診察室に加えて、面談室を2室設置いたしました。面談室をフル活用して、患者さんや家族への薬剤師による薬剤指導、栄養士による栄養指導、がん相談支援センターの看護師や医療ソーシャルワーカーによる相談支援を行っていきます。

外来化学療法室における治療の流れ

メンバー

外来化学療法実施件数の推移

抗がん剤のレジメン管理

抗がん剤はその投与量、投与回数、休薬期間、また副作用を抑えるために必要な薬剤を時系列的順に規定した「レジメン」に従って投与が行われます。

薬剤部では化学療法運営委員会に申請されたレジメンを審査の前にチェックして予め投与方法の検討を行う等、相談窓口としての機能も果たしています。また、使用予定の抗がん剤の投与量や併用している医薬品・食品との相互作用等をチェックし、問題が見つかった時には医師に連絡し、変更を依頼しています。

サポート体制

薬剤や治療に関するお問い合わせ、治療後の副作用に関しての相談、経済的な相談、治療中の仕事についての相談などに対応します。内容に応じて、薬剤師、栄養師、医療ソーシャルワーカー、緩和ケアセンター、がん相談支援センターなど関係する職員と協力し患者さんやご家族の不安やお悩みにきめ細かく対応いたします。

相談をご希望の方は、外来化学療法室看護師に声をおかけください。

電話相談

治療中に以下のような症状がある場合には、病院に連絡してください。専任の看護師が対応し、必要に応じて医師へ連絡します。夜間、土日・祝日は、日当直看護師による電話対応となります。

  • 38度を超える発熱があるとき、または37.5度以上の発熱が続くとき
  • 下痢がひどい(水のような便が1日に5回以上出る)とき
  • 食事や水分がとれない状態が1日以上続くとき
  • 嘔吐が続くとき
  • 体がだるく動けないとき
  • 発疹がでたとき
  • そのほか、体にいつもとは違う異常を感じたとき

お問い合せ先

場所
大分県立病院 外来化学療法室
受付時間
月~金 8:30~17:00 097-546-7230(直通)
夜間・休日        097-546-7111(代表)

院内がん登録

院内がん登録とは、当院を受診されたがん患者さんにどのような治療を行ったか等、「標準登録様式」というものに従ってシステムに情報を登録することを言います。診療科を問わず病院全体として情報を登録しますので、この情報を用いて、当院のがん診療がどのように行われていて治療成績はどうであるか等、分析し把握しています。

がん種 2016年度 2017年度 2018年度
62 90 69
結腸・直腸 100 152 119
185 225 197
33 57 48
232 254 251
造血疾患 125 271 209
婦人科系 186 305 322
泌尿器系 104 176 175
皮膚 49 48 42
頭頚部 12 25 29
胸腺・胸膜 7 9 9
耳鼻科系 32 37 40
0 0 1
脳・髄膜 4 18 11
その他の消化器系 60 86 65
軟部腫瘍 2 2 5
原発部位不明 5 9 7
合計 1,198 1,764 1,599

※2016年度は、院内がん登録(標準登録様式)の改訂が2016年9月27日に行われ、対象症例の登録に遅れが生じたため、登録数が減少している。

がん地域連携クリティカルパス

大分県がん地域連携クリティカルパス(以下「連携パス」という。)は、患者さんに安心、安全で質の高い医療を提供するため、計画策定病院(当院)と連携医療機関(かかりつけ医)が患者さんの診療計画、検査結果、治療経過を共有するためのツールとして活用されることを目的としています。

この「連携パス」を利用することで、患者さん自身が診療計画や病気を理解でき、かかりつけ医のもとで手厚い診療を受けることができるようになります。さらに、診察の待ち時間の短縮や通院時間の短縮など患者さんの負担の軽減にもなることが期待されています。

連携パスについて

連携パスは、「医療機関用 共同診療計画表」、「大分医療連携ノート」で構成されています。

対象患者

連携パスの対象者は、下記共通項目及び各部位で示す要件をおおむね満たす方で、計画策定病院(当院)から運用を開始します。

  • 共通:①告知済み ②直近の検査で異常なし③状態が落ち着いている方
  • :肺がん術後
  • :胃がん術後
  • :肝がん切除後・ラジオ波焼灼後・肝動脈塞栓術後
  • 大腸:大腸がん術後
  • :乳がん術後
  • 前立腺:前立腺がん術後(根治的前立腺全摘除術)

お問い合せ先

窓口
大分県立病院 がん相談支援センター
電話
097-546-7062(直通)

がんセンターのその他の活動

市民向け健康教室

  • 県病健康教室

医療職員向け研修

お問い合せ先

窓口
大分県立病院 教育研修センター
電話
097-546-7454(直通)

スタッフ紹介

がんセンター
所長 / がん登録室長
加藤 有史(副院長兼消化器内科部長)
副所長 / がん相談支援センター長 宇都宮 徹(副院長兼外科部長)
副所長 / 外来化学療法室長
大塚 英一(血液内科部長)
副所長 卜部 省悟(臨床検査科病理部長)
研究部長 / 緩和ケアセンター長 森永 亮太郎(呼吸器腫瘍内科部長)
第一外科部長 坂東 登志雄(外科医師)
第二外科部長 池部 正彦(外科医師)
脳神経外科部長 永井 康之(脳神経外科医師)
婦人科部長 中村 聡(婦人科医師)
がんセンター運営会議構成員(上記以外) 安藤 優(呼吸器内科部長)

塩月 一平(精神神経科部長)

蒲原 涼太郎(呼吸器外科部長)

竹尾 直子(皮膚科部長)

友田 稔久(泌尿器科部長)

藤田 佳吾(耳鼻咽喉科部長)

井上 貴史(婦人科部長)

板谷 貴好(放射線科部 副部長)

小畑 絹代(看護部 副部長)

東田 直子(外来化学療法室 看護師)

菅原 真由美(緩和ケアセンター 看護師)

杉永 彰子(がん相談支援センター 看護師)

山田 剛(薬剤部 がん薬物療法認定薬剤師)

首藤 真由美(がん登録室 診療情報管理士)