産科
産科よりお知らせ一覧を見る
- 2022年03月26日
- 里帰り分娩を希望される方へ
- 2020年07月14日
- 当科で分娩されるすべての患者さんへ(臨床研究に関するお知らせ)
産科について
主に合併症をお持ちの妊婦さんや赤ちゃんの妊娠管理をさせていただいている部門です。年間500例以上の分娩を24時間体制で取り扱っています。センター内では6床のMFICU(母体胎児集中治療室)を備え、母子の生命・健康に重大な影響を与える因子を持つハイリスク患者さんの集中管理ができる体制を整えています。また、合併症のない妊婦さんや赤ちゃんについても安心して妊娠生活を送ることができるように、そして安全にお産ができるように管理・サポートしています。さらに、総合周産期医療センターとして、大分県内の妊婦さんが必ず必要な治療を受けられるよう県内の他の周産期センターとネットワークシステムを構築するとともに、院内で定期的に大分県周産期研究会を開催するなど、周産期医療に関わる他施設や新生児科と協力し、県内の周産期医療の充実を図っています。
個別の内容への問い合わせに関しては当科へ直接ご連絡いただいた上で対応させていただきます。
診療分野
主に合併症をお持ちの妊婦さんや赤ちゃんの妊娠管理をさせていただいている部門です。年間約600例の分娩を24時間体制で取り扱っています。センター内では6床のMFICU(母体胎児集中治療室)を備え、母子の生命・健康に重大な影響を与える因子を持つハイリスク患者さんの集中管理ができる体制を整えています。
また、合併症のない妊婦さんや赤ちゃんについても安心して妊娠生活を送ることができるように、そして安全にお産ができるように管理・サポートしています。
診療体制
外来
産科外来
妊婦検診・妊娠前相談・出生前診断外来(超音波診断など)
助産師外来
産後母乳相談・乳房外来
病棟
産科一般病床(後方病床) :19床
MFICU(母体胎児集中治療室):6床
産科フロアマップ(総合周産期母子医療センター2階)
診療内容
合併症をお持ちの妊婦さんを妊娠前からサポートします
合併症をお持ちの妊婦さんは妊娠だけでなく合併症についてもケアが必要です。当科では内科・外科など様々な専門科と連携を図り、お母さんや赤ちゃんにとって適切な分娩時期や分娩方法を決定しています。
Preconceptional Visit(妊娠前相談)
妊娠前から、ハイリスク妊娠が想定される方々に対して妊娠前の精密検査、適切な妊娠・分娩時期をアドバイスします。
出生前診断外来
遺伝子疾患や先天性疾患について心配な方もいらっしゃると思います。当科は超音波診断のみを目的とした出生前画像診断外来、羊水診断、遺伝子診断、遺伝性疾患に関する受診を受け付けています。
NIPTと検査に伴うカウンセリング
NIPT(非侵襲性出生前遺伝学的検査)はおなかの中の赤ちゃんが染色体疾患をもつ可能性をみるための検査です。
当科では、NIPT検査とNIPTを検討している妊婦さんとそのパートナーに出生前検査を正しく理解していただき、適切な判断ができるよう、検査に伴うカウンセリングを行っています。NIPTと検査に伴うカウンセリングについて詳しくはこちらをご覧ください。
胎児について診断しています
胎児疾患が疑われた場合、ご両親は赤ちゃんが大丈夫なのか不安で仕方ないと思います。当科では新生児科や小児外科と連携を取っていきます。また羊水検査など必要な検査を行っていきます。
胎児疾患は赤ちゃんだけでなく、お母さんも胎児疾患に伴う合併症についてケアが必要です。当科では新生児科・小児外科と連携を図り、赤ちゃんだけでなくお母さんにとっても適切な分娩時期や分娩方法を決定していきます。
妊娠中から産後の精神面のサポートを重視しています
育児不安・産後うつ病やマタニティー・ブルーズ、さらに産褥精神病に対するサポートシステムの充実は乳幼児虐待の防止、子育て支援といった医学的・社会的ニーズに応えることにつながっていきます。精神科・新生児科・小児科との連携、さらには保健所との連携をとり、妊娠中からのメンタルヘルスサポートを図っていきます。
合併症のない妊婦さんもサポートしています
もともと合併症をお持ちでない妊婦さんでも、5-10%の妊婦さんが妊娠中もしくは分娩中・分娩後に産科的合併症を含んだなんらかの疾患を患ってしまうことが知られています。こうした事態は予測できることもありますが、突発的に起こることもあります。
こうした突発的な事態に対して麻酔科や新生児科と連携を図り、対応できるようにしています(緊急帝王切開は決定後30分以内にできるような体制づくりを図っています)。
そんな妊婦さんにも安心してお産をしてもらえるよう、また母児とともに元気に退院できる日が迎えられるよう、私たちは管理、サポートしています。
助産師とのかかわり
妊婦相談室・助産師外来・入院中の関わりについて
妊婦相談室について
産科外来では妊婦検診の際、妊娠初期・中期・後期・10か月の時期に妊婦相談室でお話を聞く機会を設けています。それは妊婦さんが安全に不安なく楽しく妊娠生活が送れるよう、またお産や育児に積極的に取り組んでいけるよう、ひとりひとりに合わせた保健指導を妊娠週数毎に行うためです。
外来の助産師とともに病棟の助産師が1名交代で相談室を担当しており、外来通院時から継続したかかわりを持たせていただいています。
助産師外来について
助産師ならではの細部への配慮がなされるよう、助産師外来を開設して妊娠中の身体的・精神的ケア、さらに母乳・育児へのきめ細やかなアドバイスと子育て支援を行っています。
入院中のかかわりについて
当院では母児ともに安全で満足いただけるよう、妊娠中から出産・分娩後の管理、授乳後のお手伝い、赤ちゃんのお世話などをさせていただきます。
お産中は入院から出産終了まで助産師が寄り添います
できるかぎりお母さんと赤ちゃんの力が発揮されてお産ができるようにお手伝いをさせていただいています。私たちスタッフはいいお産をしていただくために精一杯頑張りますが、一番大切なのはお産をされる産婦さんの頑張りとご家族の協力です。思い描いたお産をしていただくためにも一緒に頑張りましょう。
お産中は、ご主人(パートナー)・ご両親ならいつでも面会は可能で、ご主人(パートナー)が一緒に過ごされてもOKです
夫が分娩に立ち会うことにより家族としての絆が強まることや夫が子育てに積極的になるなどの利点も報告されています。産婦のサポートを十分にさせて頂きたく分娩室でのカメラ、ビデオ撮影はご遠慮させていただいております。ご了承ください。
産科病棟では母児同室を実施しています
赤ちゃんを抱っこするのも授乳をするのも初めてのお母さんは少し不安かもしれませんが、助産師がその都度、その時期にあったアドバイスやお手伝いをさせていただきます。赤ちゃんが新生児病棟へ入院された方は搾乳の方法などを説明し、赤ちゃんに母乳が届けられるようお手伝いをしていきます。また沐浴指導・退院指導を行い、退院してもできるだけ困らないように育児のお手伝いやアドバイスをしていきます。
入院について
経膣分娩・帝王切開分娩の詳しいスケジュールは、それぞれ下記のボタンから御覧下さい。
お見舞いについて
当院では赤ちゃんとお母さんの時間を大切にするために母児同室をおこなっています。
また、安全管理と感染予防のため病室内の面会は、4人部屋はご主人(パートナー)とご両親、個室はご主人(パートナー)とご両親、患者さん自身のお子さまと制限させていただいております。その他の方はデイルームでの面会をお願いしています。
- 分娩コーナーでのご面会はご主人(パートナー)もしくはご両親のうち2名まででお願いします。
- 病状や処置、面会に来られた方の健康状態により、入室をお断りさせていただく場合がありますのでご了承ください。
- ご主人(パートナー)とご両親以外の方は「新生児室の窓越し」で赤ちゃんの面会をお願いしています。
診療実績
外来担当医表
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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新患 | 豊福 一輝 穴井 麻友美 川野 道子 |
豊福 一輝 後藤 清美 林下 千宙 |
豊福 一輝 井ノ又 裕介 新貝 妙子 |
豊福 一輝 小山 尚子 中村 恭子 |
豊福 一輝 後藤 清美 栗山 周 |
再来 | 穴井 麻友美 川野 道子 |
後藤 清美 林下 千宙 |
豊福 一輝 井ノ又 裕介 新貝 妙子 |
豊福 一輝 小山 尚子 中村 恭子 |
後藤 清美 栗山 周 |
担当医師は変更される日もあります。
スタッフ紹介
部長(第一産科) 豊福 一輝

- 日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医
- 日本周産期・新生児医学会 会員
副部長 後藤 清美

- 日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医
- 日本周産期・新生児医学会 会員
副部長 小山 尚子

- 日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医
- 日本周産期・新生児医学会認定 周産期専門医(母体・胎児)
主任医師 穴井 麻友美

嘱託医 林下 千宙

- 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
- J-MELS ベーシックインストラクター
専攻医 栗山 周

専攻医 川野 道子
