ご意見箱に対する回答
ご意見箱に対する回答
病人はそれだけでも気分が悪いのに食事だけでもおいしい物を提供して下さい。自分が食べたくなりますか。病食といってもまずいですよ。味もなく出汁もきいてなくて御家庭で出せる食事ですか。あまりにもひどい。県知事に報告したいほど欠点がありますよ。長期入院は無理!
2025年07月28日
食事について
病院の食事は、患者様の病状に応じた食事を提供することで、疾患の治癒やその促進を図ることを目的に「診療報酬制度に基づく食事療養」として実施しています。食べていただくことが治療の一環と考え、味付けや調理方法を工夫しているところですが、病状や治療内容により、食欲がない、においがきつく感じる、味がしないと感じておられる患者様、あるいは、慣れ親しんだ家庭やお店の味、嗜好と異なるものが出されることによる苦痛を感じておられる患者様が、少なからずおられることは承知しております。より多くの患者様に美味しく召し上がっていただけるように、食事は毎食、医師・管理栄養士が「検食」をして、彩りや量、味つけなどに対する所見を記録し、その意見を参考に献立や食材の見直しを行っているところです。
食事の評判については、毎週、常食(一般的な食事)を食べておられる患者様に実施している「選択メニュー」のアンケートや、献立や調理の担当者がお部屋を訪問して直接患者様のご意見を伺う「病棟訪問」等で把握するよう努めています。これらの中で、おいしい、栄養バランスが分かった、体調が良くなったというようなご意見を多数いただきますが、一方で、味が薄い、いつも同じ献立だというご不満のご意見もいただきます。当院の食事はほとんどが手作りで、できるだけ同じ料理や同じ組合せばかりにならないよう6週間のサイクルメニューをベースに、季節の食材や行事食を取り入れています。しかし、6週というのが、治療の関係で繰り返し入院される方の入院サイクルと同じで、同じ献立にあたってしまう患者様が思いのほか多くおられることが、調べてみてわかりました。
そこで、今年度、サイクルを5週に変更し、併せて、人気メニューを増やして不人気メニューをはずす、減塩が必要な患者様用の食種とそうでない食種の味付けをできるだけ変える等、献立の大幅な見直しを行うこととしました。年内を目標に変更した食事をお出しできるよう、現在、準備を進めているところです。献立の見直し後も、検証を重ねながら、より多くの患者様に満足していただけるよう、努力を続けていきたいと考えています。
この度は、食事に関する貴重なご意見をいただき、大変ありがとうございました。
