ご意見箱に対する回答

ご意見箱に対する回答

元入院患者の家族です。リハビリのための転院、そう聞いたはずですが、転院先で「今、生きていることが不思議なほど悪状態」でした。転院して1週間後、父は亡くなりました。転院の際に戻ってきた荷物には、まっさらな新聞と1つは読んだあとがある私からの手紙、読んでなさそうな綺麗なままの手紙が入っていました。私が新聞を届けていた時、看護師さんはどんな風に思っていたのでしょう。先生はどんな思いでリハビリにと言えたのでしょうか。身体の状況が悪いのであればなおさら命にかかわることです。家族に状況を伝えるべきではないでしょうか。

2025年01月27日

職員の対応について

 このたびは、大変ご不快な思いを抱かせてしまい、誠に申し訳ありませんでした。
 当院は急性期病院で重篤な患者様が多く入院されます。特に9階西病棟は呼吸器の病棟であり、感染症に罹患することは生命を脅かしかねないものとなります。そのため、個室隔離をしている患者様への面会は、感染拡大を予防するために控えさせて頂いております。しかしながら、終末期の患者様も多く入院することから、患者様の状態や予後などの情報をもとに主治医や感染管理認定看護師と話し合い、少しでもご家族と面会ができるように調整しております。今回、ご意見をいただき、長期にわたり入院加療が必要な患者様への配慮が欠けていたことや患者様に面会ができないことによって、患者様の状態を心配するご家族のお気持ちに寄り添えていなかったことに気付き、深く反省しております。また、転院時に、ご不安やご心配ごとがあるご家族への声かけや配慮が足りず、本当に申し訳ありませんでした。
 お手紙については、ご家族からお荷物の中にお手紙が入っていることを伺った際は、患者様にその旨を伝えてお荷物をお渡ししています。また、ご自分でお手紙を読むことができない患者様においては、患者様に確認をした上でお手紙の内容をお伝えし、お荷物の中に戻すようにしています。また、患者様のご希望があれば床頭台などの見える場所に貼付するようにしています。ご家族からお預かりしたお手紙を患者様にお伝えせずに、そのままにするようなことがないよう努めておりますが、今回、開封されていないお手紙があったと伺い、こちらの確認が不充分だったのではないかと反省しております。ご家族からお荷物をお預かりする際には、お手紙等が入っていないかお声かけをして、患者様のお手元に必ず届けられるようにいたします。
 この度は、大変貴重なご意見をいただきありがとうございました。

 ご家族さまのご意見を真摯に受け止め、今後もよりよい医療・看護を提供できるようにより一層の努力をしてまいります。

この記事はお役に立ちましたか?

お問い合わせはこちら

気になるキーワードを入力してください。