この度は、食事に関する貴重なご意見をいただき、大変ありがとうございました。
　まず、食事のトレーについては、１日３回食事の都度洗浄し、高温で乾燥させています。衛生面には問題ありませんが、毎日使用するため劣化していきます。傷が目立つなど劣化が激しいものは廃棄し、随時新しいものに更新していますが、常にさまざまな状態のものが混在しているのが現状です。できるだけ注意し、患者様が不快な思いをされないようにしたいと考えております。
　病院の食事については、大人でも家庭の味や嗜好と異なるものが出されることにより苦痛を感じる方がおられますので、子どもにおいてはなおさらと思います。ハンバーグなど子どもの好きな料理もお出していますが、中には長期で入院されている方もおられ、子ども向けの料理だけを出していると、栄養面の偏りだけでなく家庭では食べないものを食べる機会がなくなってしまいますので、焼き魚やお浸しのような料理もお出ししています。プリンやゼリーは、甘いものを好まれる患者様もおられますので、頻度は少ないですが、少しでも楽しみになればと考え、幼児食だけでなく常食や全粥食にもお出ししています。小児病棟のおやつは、昼食と一緒に配膳しており、プリンやゼリーをお出しする頻度は月に２回程度です。何かをごまかす意図はありませんが、お気づきのことがあれば、具体的にお知らせください。
　果物は、食種によりますが、基本的に毎日昼食時に生の果物をおつけしており、できるだけ季節のものを取り入れるようにしています。栄養面と材料費の面から量を決めていますが、果物がお好きな方にとっては少ないかもしれません。
　いただいたご意見を参考にさせていただきながら、患者様に安全で変化の富んだ食事を少しでも美味しく召し上がっていただけるよう、今後も努力して参りたいと考えています。