診療情報管理室

診療情報管理室のご紹介

診療情報管理室は、診療録をはじめとする診療に関する諸記録(カルテ)の適切な保管管理・点検改善・活用・提供のもと質向上の一翼を担うことを目指し、診療情報管理士専任スタッフで業務を行っております。

当院は電子カルテですので、必要な内容がきちんと揃っているかどうか、より早い段階で確認しカルテを完成させています。その為、患者さんから情報を求められた際は、速やかに提供できるように備えております。また、カルテから情報を抽出し、病院内で多い疾患や手術は何か、他の病院と比べてどうかなど、患者さんにより良い治療が行えるように分析する役割も担っています。

主な業務内容

  1. 電子カルテの内容確認に関すること
    電子カルテの内容について、行われた医療行為にともなう記載内容が正しいものであるか、必要書類は揃っているかなどの確認を行っています。これは、病院側にとって医療行為をきちんと記録として残すためでもありますが、患者さん側から開示の申し出があった際にいつでもきちんと説明が果たせるような記録を残すためでもあります。
    また、現在は電子カルテですが、以前の紙カルテにつきましても、大事な診療記録ですので、20年間大切に保管しております。

  2. 各部署や会議のための統計・分析資料作成および提供に関すること
    診療情報管理室には、カルテの内容に関しての色々な診療情報が集まっていますので、このデータを活用して必要な資料を作成し、様々な部署や会議に提供しています。

  3. 院内におけるがん患者の情報登録と分析に関すること
    当院はがん診療連携拠点病院として、院内がん登録を実施しています。
    院内がん登録とは、当院を受診されたがん患者さんにどのような治療を行ったか等、「標準登録様式」というものに従ってシステムに情報を登録することを言います。診療科を問わず病院全体として情報を登録しますので、この情報を用いて、当院のがん診療がどのように行われていて治療成績はどうであるか等、分析し把握しています。

  4. 入院費およびDPC様式1の確認に関すること
    当院は2008年4月よりDPC適用病院になりました。そのため、入院費については、病名と処置等の組み合わせでDPCコードが決まり、そのコードに基づいて入院費が請求されます。診療情報管理室では、DPCコードが適切であるかどうか、他部門と連携を図りながら確認を行い、精度管理に努めています。
    また、診療内容(どのように受診し、どのような病気で治療を行ったかなどの内容)についてまとめた「様式1」というデータを厚生労働省に提出しますので、その作成も行っています。

  5. カルテ開示の対応に関すること
    2012年7月より、行政機関からの個人情報に関する問い合せについて対応を行っています。患者さんご本人からのカルテ開示の手続きにつきましては、医事・相談課が窓口となっておりますのでそちらにお問い合わせください。

スタッフ紹介

診療情報管理士8名の専任スタッフ

  • 室長:加島 健司 [副院長、臨床検査科検査研究部長兼務]
  • 副室長:森永 亮太郎 [呼吸器腫瘍内科部長兼務]
  • 主査:天方 多恵 [診療情報管理士](専任)

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