専門性とチーム医療

専門看護師・認定看護師

認定看護管理者(副院長兼看護部長)からのメッセージ

大分の県民医療を支える県立の基幹病院の看護部長として、病院運営に携わっています。組織は「ひと」で成り立ちます。

専門看護師や認定看護師、当院独自の認定制度の県病専門看護師など高い専門性をもつ人財を活用し、質の高い医療サービスの提供に寄与できるよう取り組んでいます。

専門看護師・認定看護師一覧【H30年1月現在】

当院には、様々な分野の専門看護師、認定看護師がおります。
各分野で、院内のスタッフ・地域の関係機関の皆様と協働しながら、看護ケアの質の向上を目的として活動しています。

専門看護師
分野 氏名
小児看護 品川 陽子
がん看護 小畑 絹代
菅原 真由美
認定看護師
分野 氏名
皮膚・排泄ケア 宮成 美弥
多田 章子
津崎 郁美
集中ケア 小川 央
緩和ケア 谷口 由美
手術看護 村上 智子
感染管理 大津 佐知江
工藤 香織
がん化学療法看護 東田 直子
がん性疼痛看護 川野 京子
がん放射線療法看護 山本 美佐子
乳がん看護 加藤 奈穂子
摂食・嚥下障害看護 池邉 佳美
新生児集中ケア 深井 昌子
慢性心不全看護 佐藤 寛子
認知症看護 佐藤 容子
救急看護 牧野 美穂子
糖尿病看護 倉原 千春

専門看護師・認定看護師からのメッセージ

小児看護専門看護師

品川 陽子

外来・病棟問わず、医療を要するこども達とご家族の看護を担当します。
「こどもにとっての最善の利益」を考えながら、院内外の支援者(医師、看護師、保健師、訪問看護師、在宅医、ヘルパー、相談支援専門員、療育・教育機関、行政など)と協力して療養生活を支援しています。
こども達とご家族ができる限り安心して暮らせ、その子なりのペースでよりよく発達できることを目指して、今後も努めていきたいです。

がん看護専門看護師

小畑 絹代

がん医療におけるインフォームド・コンセントや化学療法の副作用、療養上の気がかりなどについて、患者さんやご家族、看護スタッフへのサポートを心がけて行っています。
また、患者さんやご家族が、必要な支援が受けられるように、医師や多職種と協働しています。
今後も自己研鑽を積み、患者さんやご家族、医療従事者から活用してもらえるように努力したいと思います。

がん看護専門看護師

菅原 真由美

緩和ケア室に所属し、外来・病棟を問わず、全てのがん患者さんとご家族を支援します。
医師からの説明を一緒に聞いたり、困っていることや悩んでいることを聴かせて頂いたりしながら患者さんが望む生活を共に考えます。また、患者さんとご家族が安心して療養できるよう、様々な職種と協働します。
身体だけでなく、心のつらさなどを軽くし、穏やかな毎日を送ることができるよう、その時々に応じた援助を目指していきます。

皮膚・排泄ケア認定看護師

宮成 美弥

床ずれなどの傷ケア、ストーマケアや排泄ケアを専門とする看護師で、患者さん・ご家族の相談に応じて、スキンケアや自己管理の指導をさせていただきます。
それぞれのケアは医師、看護師、栄養士、理学療法士などと連携をとりつつ行っています。特に排泄は人間の基本的ニーズであり、尿漏れなど社会生活を制限する障がいに対して、苦痛を取り除き、人としての尊厳を保ち、生きる意欲を取り戻すことを目的に支援しています。

皮膚・排泄ケア認定看護師

多田 章子

褥瘡(床ずれ)などの創傷ケア、ストーマケアや失禁ケアを専門とする看護師です。現在は外科・泌尿器科病棟で勤務し、主に病棟でストーマを持つ方や、これから手術を受けられる方に対して、ストーマとストーマ周囲皮膚の管理、ストーマ装具の選択、日常生活へのアドバイスなどを行っています。
スキンケアや排泄ケアは日常的に行われるものであり欠くことのできない看護の基本と考えます。この基本的な部分に対し多職種と協働しながらケアを提供することで、患者さんにより良い生活を過ごしていただけるよう活動していきたいと思います。 

皮膚・排泄ケア認定看護師

津崎 郁弥

皮膚・排泄ケアの専門性は、ストーマケアを基盤として始まり、創傷ケアや失禁ケアと拡大していきました。排泄障害がある患者さんに、安心して自宅で生活できるよう、ストーマセルフケアの獲得や排尿自立を目指した指導をスタッフとともに支援していきたいと考えています。また、褥瘡では褥瘡予防の個別的ケアの提案や実践をしていきたいと思います。褥瘡回診チーム・排尿ケアチームを中心としたチーム医療の中で、患者さんの生活を考え、より良い支援ができるように活動していきたいと思います。『皮膚排泄ケアの学習会がしたい』『患者さんのケアで悩んでいる』点などありましたら、いつでもご相談ください。

集中ケア認定看護師

小川 央

重篤な病気や侵襲度の高い手術、突然の事故などにより、集中治療が必要なほど生命の危機的状態にある患者さんが元気な時の状態にいち早く戻れるよう、看護スタッフと共に患者さんの状態に合わせた援助を考え実践しています。また、そのような患者さんやご家族が抱える不安や心配が解決できるよう、医師など他職種と連携を図り支援をおこなっています。

緩和ケア認定看護師

谷口 由美

緩和ケアは、がんに伴う苦痛症状を「からだ」「こころ」「生活」の視点で緩和し、患者さんやご家族の充実した生活やその人らしさ(QOL)を向上させることを目的として行なわれるケアです。 当院でも、早期からの緩和ケアの実践を目標に、患者さんとご家族を中心としたチーム医療(主治医・緩和ケア医師・看護師・薬剤師・栄養士・医療相談員)を提供できるよう活動しています。患者さんやご家族のさまざまな苦痛症状への対応やコミュニケーションを行ない、「からだ」「こころ」「生活」上の困りごとを一つでも「かんわ」できるよう取り組んでいきます。

手術看護認定看護師

村上 智子

私は手術室に勤務し、患者さんの手術・麻酔侵襲が最小限になるように日々の実践に取り組んでいます。また、手術室看護師や病棟看護師に対する指導やコンサルテーション活動を行い、部署内外での看護の質向上に向けてスタッフと取り組んでいます。
当院では、2008年度より第3次救急が開始され、より高度な医療を必要とする患者さんが増え、緊急手術件数も増加しています。そんな中で、より安全で安楽な医療・看護をスタッフと共に提供できるように、今後も実践・指導・相談の役割を果たしていきたいと思います。

感染管理認定看護師

大津 佐知江

病院の感染対策部門であるICT(インフェクションコントロールチーム)に所属し、院内ラウンド、サーベイランス、感染防止研修会開催等、感染防止対策に取り組んでいます。
感染管理の専門的知識や技術を活かし、患者さんにとって安全な医療を提供すること、職員にとって安全な職場環境を整えることを目的に活動を行っています。

感染管理認定看護師

工藤 香織

患者さんをはじめ、その家族、病院で働くスタッフなど治療環境に関わるすべての方を感染源から守る役割を担っています。
大分県立病院で二人目の感染管理認定看護師として、院内感染対策委員会(ICC)、感染対策チーム(ICT)、院内感染防止対策委員会に所属し、専従の看護師と協働し院内の感染リスク低減のための方策を考え、実践しています。
安全な医療を継続して提供するため、多職種と協働し、感染管理分野の専門家として活動しています。

がん化学療法看護認定看護師

東田 直子

がん化学療法を受ける患者さんやご家族の方が、安心して治療を受けられるようにサポートします。治療中の副作用症状や体調についてお聞きし、症状がやわらぐように対処方法を一緒に考えていきます。また、抗がん剤の安全な投与や治療方針を選択するときのサポートなどについても対応していきます。

がん性疼痛看護認定看護師

川野 京子

痛みは人間にとって最も苦痛な症状の一つです。痛みがあると、眠れなかったり食欲がなくなるなど、日常生活を快適に送ることができなくなります。「がんによる痛みを少しでもやわらげ、患者さんが望む生活が送れるようにサポートしていくこと」が私の目標です。具体的には、日常生活上のアドバイスを行ったり、医師と協力しながら痛み止めの量や種類の調整を行います。
また、気持ちのつらさや日常生活の悩みなどについても、主治医や看護師、緩和ケアチームなど、様々な職種と一緒にサポートしていきたいと考えています。 

がん放射線療法看護認定看護師

山本 美佐子

近年、放射線治療を受けるがん患者さんは増えています。
病気を治したり、症状をやわらげるためには、毎日少しずつ放射線をあてるので、治療には数日~2か月近くもかかります。
治療を受ける間、少しでも不安や痛みがないように患者さんやご家族のお話を聞きながら丁寧な対応を心がけて援助していきます。
放射線の影響や副作用など、不安や疑問がありましたらお気軽に声をかけて下さい。

乳がん看護認定看護師

加藤 奈穂子

乳がん治療には手術療法、化学療法、放射線療法、ホルモン療法など多くの治療方法があり、治療期間も長く、がんと共に歩んでいく期間も長期にわたります。乳がんの患者さんは年々増え続けており、若年化も進んでいます。そのため乳がんの患者さんは乳房を全摘するのか、卵巣機能を抑制する治療を行なうかなど、妊孕性(子どもを持つのか持たないのか)やボディイメージの変容についての悩みもたくさん抱えています。治療選択や今後の治療についてなど、患者さんが抱えている多くの悩みを一緒に考えていきたいと思っています。

摂食・嚥下障害看護認定看護師

池邉 佳美

「食べる」ことは、人間の基本的欲求の一つであり、生きていくために欠かすことのできない行為です。
さらに、食事の場面は人と人とのコミュニケーションの場でもあります。
一人でも多くの患者さんの「安全でおいしく楽しく食べる」ことを支えていきたいと思っております。
また、栄養サポートチームの一員として、医師や栄養士など様々な職種のメンバーと協働して患者さんを支えられるように活動しています。

新生児集中ケア認定看護師

深井 昌子

新生児集中ケアは、早産児や疾患を持った新生児とその家族を対象としています。出生前の母体情報から予測して、出生直後の呼吸や循環を整える看護だけではなく、言語的な訴えのない新生児のサインを読み取り、発達を促すための看護を実践しています。また、NICUに新生児が入院することで危機的な心理状態に陥りやすい家族を支援します。

慢性心不全看護認定看護師

佐藤 寛子

高齢化社会と生活習慣病の増加により、心不全患者さんは増加傾向にあります。慢性心不全は増悪を繰り返し悪化していく特徴を持っています。心不全患者さんが症状の悪化なく日常生活を送るためには、患者さん自身が治療に参加し生活を調整していく必要があります。
患者さんやご家族が心不全と上手く付き合いながら、「その人らしく」生活していく方法を一緒に考えていきたいと思います。

認知症看護認定看護師

佐藤 容子

超高齢化社会となり、当院でも高齢者や認知症の方が治療のために入院することが増えています。高齢者や認知症の方では入院による環境の変化や治療がストレスになり、一時的な混乱を引き起こしやすくなります。安心して治療が受けられるように、病棟のスタッフや多職種と連携を取りながら、その方にとって良いケアができるように努めていきたいと考えています。認知症は、その人らしさや今できることは何かを見つけ出すことで、症状が軽減することもあります。心配なことや困ったことがありましたら、ご相談ください。

糖尿病看護認定看護師

倉原 千春

糖尿病は合併症が怖く、合併症により今までの生活が維持できなくなる可能性があります。そのため早い時期より血糖値を管理して、糖尿病とうまく付き合って行く事が大切になります。そのために、日頃の生活習慣を一緒に見直し、療養生活を支えて行く事が私の役割です。長期の療養生活を行う糖尿病の患者さんとそのご家族の思いに寄り添いながら、楽しく今後の生活が送れるようにみなさまを支えていきたいと思っております。

定例会議

2か月に1回、メンバーの活動報告や活動上の悩みの相談、コンサルテーション事例の検討等を行い、情報交換・ディスカッションしています。

 

クローバーナース

当院は、がん診療連携拠点病院であり、多くのがん患者さんにケアを提供しています。そして、患者さんの多様なニーズに応えようと担当看護師は日々奮闘しています。
“そんな彼女らのサポートができたら!”と2011年9月から、がん看護に関連した分野の専門看護師・認定看護師で、がん看護をサポートする「クローバーナース」を結成しました.病棟ラウンドを実施し、看護師からの相談を受けています。

スキルアップセミナー・地域公開研修

院内外の看護師を対象に、専門看護師・認定看護師が協力して研修を開催しています。
テーマは、社会的なニーズ等を参考に、検討・決定しています。

研修実施状況

日程は、テーマに応じて半日~1日コースとし、まず[講義]で「基礎となる知識」や「最新のトピックス」等確認した上で、[事例検討][演習・ロールプレイ]等を行います。
看護を担う仲間同士が集い、「明日からのケアに活かせる研修」を心がけています。

参加者の状況

県内全域(例:大分市、別府市、中津市、日田市、佐伯市など)から、病院看護師、訪問看護師の方をはじめ、テーマに応じて理学療法士の方など多くの方にご参加いただいております。

研修テーマ

2018年

○「ELNEC-Jコアカリキュラム看護師教育プログラム」(11月実施予定)

○「周産期の急性期医療と在宅医療」(2回開催予定)

2017年

○「がん看護」
  意思決定支援とコミュニケーション技術に関する講義、ロールプレイ

○「非がん患者の緩和ケア ~心不全症例を通して考える~」

○「周産期の家族支援 ~ハイリスク新生児の家族支援に焦点を当てて~」

○「在宅医療を要する子どもの呼吸ケア」

2016年

○「がん看護」

○「感染管理」

○「摂食嚥下」

○「気管切開を行なった子どもの在宅支援 ~NICUからの在宅移行期に焦点をあてて~」

2015年

○「周手術期看護」

○「がん看護」

○「NICUから退院する低出生体重児の在宅支援 超低出生体重児・慢性肺疾患のため在宅酸素療法を要する子どもの事例を通して」