精神医療センター対象患者について
精神医療センター対象患者について
当センターは、精神科救急医療・身体合併症に特化した医療機関です。急性期患者を受け入れ、急性期症状が改善した際はすみやかに地域の医療機関を紹介しています。
平日日中の受け入れに関して
外来
精神科のみの外来診療の新規受け入れは行っておりません
入院
ご連絡・紹介状が必要です
医師の診察の結果、入院とならない場合もあります。
対象者
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精神科救急
急性期患者を一時的に受け入れます。
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身体合併症
身体合併症の患者さんについて、精神科医師に直接ご連絡をいただいても受け入れはできません。
入院患者の紹介方法のページを確認してください。
以下に該当する方で、医療保護入院(ご本人の同意が得られず、ご家族の同意による入院)相当の精神症状のある方が対象となります。
該当する身体科及び精神科への診療情報提供書が必要です。精神症状の程度により当センターに入院とならず、一般病棟への入院となる場合もあります。
- 呼吸器系疾患(肺炎、喘息発作、肺気腫、間質性肺炎の急性増悪、肺塞栓又は気胸)
- 心疾患(New York Heart Associationの心機能分類のⅢ度、Ⅳ度相当の心不全、虚血性心疾患又はモニター監視を必要とする不整脈)
- 手術又は直達・介達牽引を要する骨折
- 脊髄損傷
- 重篤な内分泌・代謝性疾患(インスリン投与を要する糖尿病、専門医の診療を要する内分泌疾患又は肝硬変に伴う高アンモニア血症)
- 意識障害(急性薬物中毒、アルコール精神障害、電解質異常、代謝性疾患によるせん妄等)
- 全身感染症(結核、後天性免疫不全症候群、梅毒1期、2期又は敗血症)
- 中枢神経系の感染症(髄膜炎、脳炎等)
- 急性腹症(消化管出血、イレウス等)
- 劇症肝炎又は重症急性膵炎
- 悪性症候群又は横紋筋融解症
- 広範囲(半肢以上)熱傷
- 手術、化学療法若しくは放射線療法を要する状態又は末期の悪性腫瘍
- 重篤な血液疾患(ヘモグロビン7g/dl以下の貧血又は頻回に輸血を要する状態)の患者
- 急性かつ重篤な腎疾患(急性腎不全、ネフローゼ症候群又は糸球体腎炎)の患者
- 人工透析中又は腎不全で透析導入を要する状態
- 手術室での手術を必要とする状態
- 合併症妊娠・出産
- 膠原病(専門医による管理を必要とする状態)
~基本診療料の施設基準等より~
受け入れ困難な方
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認知症
認知症の周辺症状(興奮、徘徊、妄想など)については、まずは地域の精神科医療機関にご相談をお願いします。当センターは、精神科急性期患者や身体合併症の入院治療に特化しているためです。
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せん妄
当センターでは対応しておりません。
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児童思春期
児童精神科医不在のため対応しておりません。
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アルコール依存症
アルコール依存症の専門治療は行っておりません。