「食欲がないときのひと工夫」〜下痢症状があるときのひと工夫〜

大分県立病院ニュース

2021年05月28日

 薬物療法の副作用または精神的なストレスなどにより、下痢や便秘に悩んだりしていませんか。そこで今回は腸への刺激を抑え、胃腸の働きを整える食事について紹介します。

下痢があるとき = 消化の良いものを少量ずつ

 冷たいもの、香辛料がきいたもの、油っぽいもの、味付けが濃いものは避けましょう。食物繊維の多いもの(海藻類・きのこ類・こんにゃく・ごぼうなど)やガスの発生しやすい食品(ビール・炭酸飲料・いも類・豆類)も腸に負担をかけます。
 脱水予防の為に、人肌程度の温かさのほうじ茶や麦茶、電解質を含むスポーツ飲料などでこまめに水分を補給しましょう。やわらかく消化のよいものをゆっくりよくかんで食べてください。
 また、1回の食事量を少なくし食事回数を増やすと消化管の負担が軽減されます。

おすすめメニュー

 煮込みうどん、お粥、食パン、ささみ挽肉団子、白身魚煮付け、卵豆腐、カッテージチーズ、ヨーグルト、バナナ、果物缶詰、野菜の裏ごし・・・等

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 「プロバイオティクス(ビフィズス菌)」や「シンバイオティクス(ビフィズス菌+オリゴ糖など)」と書かれた商品をみたことはありませんか?これらの食品は腸内環境を整える作用がありますので、試してみてはいかがでしょうか?

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(栄養管理部 管理栄養士 河野希代)

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