生まれ変わる県立病院精神科

大分県立病院ニュース

2019年03月26日

 平成の終りと新しい時代の幕開けという、歴史に残る出来事が近づいていますが、大分県立病院の精神科も大きな変化を迎えようとしています。

 現在、当院の精神科では外来患者さんの診療を行っていますが、病棟がありませんので、入院治療を行うことができません。通院中の患者さんに入院が必要となった場合には、他の病院を紹介して入院治療を行っていましたので、ご不便な思いをされた方もいらっしゃると思います。また、救急患者さんでも精神科の入院治療を必要とする場合、受け入れることができませんでした。
 このような状況を打開するため、数年前から当院精神科に病棟を建設する計画が動き始めました。そして、精神科は「精神医療センター(仮)」として生まれ変わることになりました。精神医療センター(仮)は、当院の敷地内に2階建ての別棟として建設され、病床数は36床を予定されています。当院は総合病院として多くの科の診療を行っていますので、身体合併症のある患者さんも入院治療を受けることができます。また、精神科救急患者さんの受け入れを休日や夜間でも対応できるように準備を進めています。
 精神医療センター(仮)はすでに建設工事が始まっており、2020年度中の開設に向けて、より県民に寄り添った医療を提供できる病院を目指してまいります。

(精神神経科 上本裕貴)

※掲載内容の詳細は各科外来・各病棟でお尋ねください。

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